広汎性発達障害, アスペルガー, ADHD, LD, 療育, 教育, 登校しぶり,名古屋

アスペルガー息子の療育記録

名古屋市のスクールカウンセラーについて

名古屋市のスクールカウンセラーについて

昨年、息子が9月に登校しぶりを始め、
しばらく様子をみましたが、
ある程度は回復して学校に何とか行くことができても、
学級活動にまともに参加できない状態は続きました。

さすがに、これはまずいだろうと、
専門家に相談する決意をしました。

ですが、いざ、相談となると、
どこに相談していいのか途方に暮れたのです。

教頭先生からは、
まずは、スクールカウンセラーに相談したらどうかと
提案があり、面談を申し込みました。

名古屋市のスクールカウンセラー配置についての現状に関しては、
実際にカウンセリングを受けたあとからおいおいわかってきました。

まず、名古屋市のスクールカウンセラーの人員配置は、
中学校区あたり1人です。

基本的に、中学校に配置されています。
相談できる曜日は特定の曜日(週1日)に限られており、
中学校の生徒が優先でした。

小学生の相談をする場合は、学区の中学校の教頭に
所属小学校の教頭から申し入れをして予約するシステムになっています。

各小学校ごとに、相談できる年間件数は限られていて、
相談できる回数も、年度あたり一人3回まで
1回1時間という制限つきです。
年度あたり3時間?!!!)

これでは、たとえ面談できたとしても、
情報を得るだけにとどまってしまい、
どういう対応をしたらよいかの細かい相談を
継続することなどとてもできません。

そのため、
名古屋市のスクールカウンセラーの利用の仕方は、
なにもわからない状態で、まずいち早く相談をし、
どこの専門機関にかかったらよいかを教えてもらう
ぐらいの利用のしかたにとどまるでしょう。

実際どうだったかというと、
9月末に予約を教頭に申し込み、面談できたのは、10月末でした。

私が相談した臨床心理士のカウンセラーは、
大学の研究室に所属し、実際に療育にも携わっている方でした。
臨床バリバリの方で、息子の生育状況などのアンケートをもとに、
短時間ながら的確に、遠回しの言い方などせずに息子の状態を指摘してくれました。
私にとっては、息子に対する情報に納得がいき、よかったのですが、
人によっては、直接指摘され過ぎて敬遠する方もいらっしゃるようです。
カウンセラーというのは、相性があると思います。

私の場合、
親の話を傾聴して「大変でしたね。」と共感するだけならば、
なにもスクールカウンセラーにかかる必要もないと考えます。
よい方にあたったと思います。

どこの専門家にかかるにしろ、
実際決意をして、予約を申し込もうとすると、
どこもすぐには予約がとれないことを知りました。

そのため、
一か所づつ順に相談していたのではどれだけ時間がかかるかわからないと、
スクールカウンセラーだけでなく、中央療育センターや病院にも
ほぼ同時期に予約の申し込みを入れました。

我が家の場合、あまりないケースらしいのですが、
たまたまスクールカウンセラーに相談するよりも先に、
中央療育センターの相談の方が始まっていました。

そのため、スクールカウンセラーからは、
息子の可能性ある傾向について情報を得るにとどまりました。

よいカウンセラーだったため、
後日、息子をつれて、2回目の面談をしましたが、
その時には、
「明らかに、発達障害の特徴を示しています」と指摘してくださり、
なにがその特徴なのかの説明をいただきました。
この時期、まだ中央療育センターの診断も出ていなかったので、
そういわれて大きく得心したことを覚えています。

どう対応していったらよいかということに対しては、
もし、息子が療育センターにかかっていなかったら、
このカウンセラーの所属する大学での療育も受けられたかもしれない
ニュアンスのことを言われましたが、
「すでに、中央療育センターにかかっているので、そちらでの相談を続けてください」
ということで、スクールカウンセラーとの面談は終了しました。
今のところ、それきりです。

今年度も同じ臨床心理士が配置されていると聞いていますので、
もし、セカンドオピニオン的に質問したいことがあれば、
利用しようかなと考えています。

school counselor

    コメント



    認証コード6310

    コメントは管理者の承認後に表示されます。

    powered by Quick Homepage Maker 4.91
    based on PukiWiki 1.4.7 License is GPL. QHM

    最新の更新 RSS  Valid XHTML 1.0 Transitional