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アスペルガー息子の療育記録

歯科について

歯科について

普段の家での歯磨きケアも嫌がることが多い発達障害の子にとって、
歯科に行って虫歯の治療となったら、本人にとっては死ぬほどの騒ぎになると予想できます。

息子は、1歳のころから、小児歯科に定期的に通っていたのですが、一番おとなしく受けていたのは、1歳の時でした。

家での歯磨きを嫌がるので、3歳ころからはブラッシングケアに通っており、ピーク時は2週間に1度のペースでした。
そのころは、まったく発達障害を疑っていなかったのですが、年を重ねるごとに診療台に上がることへの抵抗が強くなってきて、いったいどうしたことかと感じていました。

通っていた小児歯科のあまり良くなかった点は、3か月に1度の定期検診で、ごくごく小さな虫歯も見つけ出して、すぐに削る治療をしようとしていたことです。
早期治療で、点数をかせいでいたように思います。

治療するときには、歯科衛生士 数人が泣き叫び暴れる息子を押さえつけて強引に治療していましたが、そうした方法は定型発達の子であれば、後々あまり問題にならないのかもしれませんが、発達障害のある子にとっては、恐怖を植え付けるだけでよくない結果にしかならないでしょう。

今考えると、本当に小児を専門とする歯科であれば、設備が最新かどうかよりも、子どもの心理的なケアを第一に行えないといけないと強く思います。

また、もっと多くの小児歯科の先生が、発達障害についての知識を持ち、そうした疑いが子どもに見られれば、その子の性質に応じた適切な対応をしたり、親が気づいていないようならば、何らかの形でアドバイスするようになっていれば理想です。

でも、実際はそんな先生は希少というのが現実なのではないでしょうか。

 

我が家は、息子が小学1年生の2学期に発達障害を疑いはじめ、同時期に長年通った小児歯科への通院をやめました。

その後は、息子の生え変わった歯並びがゆがんでいたことが気になり、私自身が通っている歯科医に相談してみたところ、
子どもの場合、夜寝るときに専用のマウスピースをはめて寝るだけで改善できると教えていただきました。

そうして親子して同じ歯医者に通うことになったのです。
最初の受診にあたっては、息子には発達障害があることを伝えたところ、診療台に無理に座らせ続けるような強制はせず、歯の掃除などもほんの一瞬、形だけ行うなど少しづつ慣らしてくれています。

歯の着色は気になりますが、まだたくさん残っている乳歯が着色したところで、問題はないと言ってくれますし、見かけの色の悪さには目をつぶっています。

問題としていた歯並びの方は、マウスピースをはめて寝るようになってから、数か月で効果が現れ、ゆがんで生えていた歯はきれい並び、今のところその後の生え変わりも順調に進んでいます。

現在、ちょうど1年たちましたが、マウスピースの点検も兼ね、毎月1回受診しています。
回数としては頻繁かもしれませんが、歯科に定期的にかかって、いざというときは、本人が慣れていて理解ある先生に頼れるという安心感があり、今のところはこれでよかったと思っています。

ちなみに、マウスピースは、子どもの顎の発達を促したり、口呼吸や舌を正しい位置におさめることを習慣づけたり、発声もよくする効果があるとか。
保険適応外でしたが、価格は5万円でした。

製品名:T4A(ティー・フォー・エイ) TRAINER FOR ALIGNMENT
製造会社:MYOFUNCTIONAL RESEARCH CO.
HP:myoresearch.com

 
マウスピース

子どものあごの大きさによって、種類がいくつかあります。

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