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アスペルガー息子の療育記録

たかが挨拶、されど・・・

たかが挨拶、されど・・・

いろいろとできるようになってはいるHEROくんですが、

挨拶は、今ひとつかもしれません。

保育園のころ、周りの子が、登園した時に

「おはようございま~す。」

と自然に挨拶できるのに、

HEROくんはなかなかしようとしなくて、やきもきしていました。

挨拶の言葉がたまにでるようになったのは、

小学生に入ってからでしょうか。

マンション内で、誰かとすれ違ったりした際には、

私は必ず挨拶します。たとえそれを見ていて促されても、

普段は自分から挨拶しようとしません。

「誰かにあったら、「こんにちは」と挨拶しようね」

と約束し、本人は、ウンとうなずいてわかった気になっていても、

そうした場面になっても滅多に挨拶しません。

それでも日によっては、突然、スイッチが入るのか、

大きな声で、「こんにちは!」と挨拶するのが

とても唐突な感じがします。

自分から挨拶するときは、

少しハイな状態の時だったり、

やけにやる気が前面に出ている時だったりしますが、

つねに一定していません。

それに、TPOを判断し、あいさつの使い分けはできないようです。

時間帯によって、

「おはようございます」

「こんにちは」

「こんばんは」

の挨拶が変わることは、もちろん知識として知っていますが、

それを実際に生かすことはできないのです。

つい先日、朝の分団登校の集合場所へ行く際、

HEROくんの後ろから私がついていきました。

階段の途中で、女性とすれ違った際、

HEROくんは大きな声で「こんにちは!」と元気よく声をかけていましたが、

相手は、少し面食らっていたようです。

どう考えても、「おはようございます」の場面です。

私は苦笑いで「おはようございます」と声をかけ直しましたが、

ちょっと変な子と思われたと思います。

学年が低いうちはまだ間違いもかわいく、好意的に解釈されるでしょうが、

高学年になり、中学・高校と年齢が進むうちに、

同じことを繰り返していたら、

本当におかしいと思われるようになるでしょう。

また、マンション内では、ご近所さんだったり、

マンション内に用のある人だとわかっているので、挨拶するのは普通ですが、

外出したとき、たとえば、マンションから駅にいく道すがら、

まったく面識もゆかりもない他人とすれ違う際に、

これまた唐突に「こんにちは!」と大きな声で挨拶したことに、私は驚きました。

高校生くらいのお兄ちゃんたちは、面白がって挨拶を返してくれましたが、

万一、「ちょっと面白いヤツがいる・・・」などと、

絡まれるかもしれないと想像すると怖いです。



別れ際の挨拶については、

学童のお迎えの際、残っている指導員や子どもたちに対して

自分から「さようなら」と言ってほしいのですが、促されないとあまり言いません。

それでも、最近は、たまに自分から言うこともあるようになったかな・・・

くらいの感じです。

ペアレントトレーニングの子育てセミナーの中で、

「発達障害を抱えている子どもたちは、当たり前のことを習得するのに、

普通では想像もつかないほどの時間(場合によっては何年も)をかけて、

苦労して繰り返し続けた結果、ようやく身につける」と聞きましたが、

そのとおりだと思います。



普通の人がごく自然にしていることを、

長い時間をかけて、周囲が根気よく教え続け、練習し続けないと身につかない。

そんなこともあるんだということは、普通、想像しにくいことですが、

実際にはあるのです。

一般の人が広く理解してくれるようになるといいなと思います。




余談ですが、

マンション内には、多くの子どもがいます。

エレベータなどで出会った際、

はっきり対峙しているにもかかわらず、

こちらが挨拶しても、挨拶をまったく返せない子供が多いのは驚きます。

その一方で、きちんとあいさつを出来る子は、

こちらが感心するほど礼儀正しく、的確で、すばらしい挨拶をします。



「この極端な差は、一体なんなのだろう・・・」とよく感じます。

一般の家庭で、挨拶の仕方をどう教えているのかわかりませんが、

それが、親をみて自然と真似ているのだとすれば、

親の態度の差が大きいのかもしれません。

でも、一方で、どこの家庭も対して差がないと仮定するのであれば、

HEROくんのように、いくらお手本をみせようが、

教えても教えても、身につかない子もいることは確かなので、

発達障害まで行かなくても、グレーゾーンの子どもの割合が

もしかしたら、増えているのかもしれないなとも思います。


自分の子どもを特性を棚にあげて、

他人の子が挨拶できないと、「感じの悪い子!」などと、

つい考えてしまいますが、

その都度、「いやいや、安易に判断してはいけないな」と反省しています。



たかが挨拶ですが、

印象を大きく左右するのは確かなようです。

時間はかかっても、HEROくんには、なんとかマスターしてもらいたいものです。

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