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アスペルガー息子の療育記録

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家庭での様子

朝の様子

2012/10/11 朝のしたく

本人をとりまく家族について

 発達障害のある子どもを育てるには、夫婦間の協力が不可欠です。私はこれを、夫婦間同盟と呼んでいます。中心になって子育てをする母親を、物理的・精神的に守るのが、父親の役目だといってもいいでしょう。
 そして、祖父母と両親との関係にきちんと境界線が引かれていることも重要です。祖父母が両親に必要以上に口出しすると、母親が精神的に不安定になったり、きちんと子どもに向き合うことができなくなったりするからです。たとえば、祖父母などから「しつけがなってない」「子どもを甘やかしている」という批判を受けないよう、夫が防波堤となって妻を支え、子どものしつけに関して祖父母に口出しさせないようにします。
 さらに、夫婦の性別役割分担(男性としての役割、女性としての役割)がきちんと確立されていることも重要です。父親が父親らしく、母親が母親らしく接することで、子どもが生きる上でえの女性モデル、男性モデルとなっていくわけですが、それがないと、思春期になってから自分の生きる指標を見失い、精神的に不安定になることがあります。

~「発達障害を見過ごされる子ども、認めない親」星野仁彦著~より

本から引用しましたが、これは理想だと思います。
実際は、夫自身が発達障害を持っていてうまく協力ができなかったり、すでに離婚していたり、祖父母と境界線を引くことが難しかったりと理想どおりにならないことの方が多いと思います。
そのために、母親の負担がますます大きくなり、
精神的にまいって、うつ状態になっているような場合も多いかもしれません。

とにかく発達障害の子どもにとって一番重要なのは、
子どもに接する時間が長く、子どもにとって一番よりどころとなる人(たいていは母親)の、精神を安定させることです。

母親

発達障害の子どもの面倒をみるのは、たいてい母親です。

子どもとずっと一緒にいることは、
真剣にに接すれば接するほど本当に消耗します。

母子ともに消耗しないためにも、母のメンテナンスは本当に重要です。
自分でできる対策はしつつ、
       (参考:子育て実践対策集 司馬理英子 著 Step5の内容が良いです)
まずは、相談出来る場所をみつけるのが最優先事項です。
専門機関もよいですが、同じような立場のお母さんたちと知り合う場があればとても心強いです。

◆ 子育てセミナー 2012/10/12
◆ 睡眠不足は大敵です 2012/10/31

父親

母親の立場から見て父親に望むことですが、
いちばん必要なことは、
母がどれだけ子どものために頑張っているかを理解し、
その母親を認める態度を表してくれることだと思います。

また、子育てを母親に任せきりにするのではなく、
手助けが必要な場合に(足でまといになるのではなく)、
十分な補助ができるように準備していてほしいと思います。

自分の子どもの特徴は基本的にどういったものであるか、
どのような対応の仕方が必要で、
逆に、どのような対応をしたらまずいことになるのか
ということを抑えておいて欲しいものです。

こうした基本知識がないと、
家族と一緒に過ごす際などに、
日頃、子どもと直接かかわって奮闘している母親の努力を
台無しにしてしまうことも多くなります。

つねに子どものことに気をつかっている母親の前で、
・自分は関係ないという態度
・子どものことで母親を責める
などは最悪で、
夫婦の信頼関係を損ねていく可能性が強くなります。

また、いざ、周囲からの批判が母親に及んだときなどに、
その楯となってくれる役割を果たしてくれるならば、
ほかのことがうまくできなかったとしても、
たのもしい存在として、信頼は続くことでしょう。

母親とは役割が違っていても、
一緒に難しい子どもを育てているという意識を持ち、
夫婦協力して子育てして欲しいものです。

逃げたり避けたりして、
母親を孤立させるようなことは、
決してしないでください。

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