広汎性発達障害, アスペルガー, ADHD, LD, 療育, 教育, 登校しぶり,名古屋

アスペルガー息子の療育記録

My son

息子について

息子は以前からこんな子でした。

あらてめて考えると、おかしいことだらけです。
日常になると気が付きにくいものなのですね。

◆ 場面の切り替えが苦手(車の乗り降り) 2012/10/10
◆ 小さな変更でも大きな負担 2012/10/25

本人は小さなころから辛い環境で生きているようです。
自分を認められず、否定的な言葉が出てきてしまいます。
親は少しでも早く気がついてあげることに越したことはありません。

◆ いつの間にか変わっている 2012/12/10

感覚過敏

聴覚過敏

息子の聴覚過敏を認識したのは、発達障害であるかもしれないと意識した時からです。
赤ん坊の時、台所で洗物などしようものなら、すぐに目をさます敏感な子と思っていました。
全般的に水を流す音は特に嫌いなのではないかと思います.
それでも、最近は「ギャー!」と反応することは減ってきたようにも感じ、薬の効果なのかなとも思います(2012/10/18現在)。
少しづつ慣れてきた音もありますが、調子が悪くなると、許容範囲が狭まりダメな音が復活することがあるように思います。

学校には、イヤーマフを持たせています。
使用頻度は下がっているようですが、いざというときのお守りになっています。
耳栓を持たせていましたが、本人いわく「なくすのがいや」と使用を避けています。

  • 苦手な音
  • だれかの大きなくしゃみ
    かなりビクッとします。
    そうとう怖いのか、後でくしゃみをした人に「うるさい!」とくってかかります。
  • 子供の声
    保育園の時から、集団で子供が集まっている場所が苦手です。
    調子が悪い時はとくに、皆がキャッキャと声をたてていてにぎやかにしている場所は、耳をふさいでしまいます。
    音楽の時間の子供の合唱など、本人にとってはうるさい以外の何物でもないようです。(私にとっても、うるさいですが・・・)
    →小学5年(2015年)現在、いまだに子どもの声は苦手で、学童は狭いところに
    多くの子どもがひしめいているため、できるだけ最低限しか行こうとしません。
    4年の時から、家に一人で帰宅できるようになってから、余計に行きたがらなくなりました。
  • 現在、我慢できるようになった音
  • ドライヤーの音
    以前は、ドライヤーで髪を乾かそうとすると、嫌がって逃げていました。最近になって、ようやく我慢できるようになったようです。
  • シャワーの音
    2年生になって、7月頃から急に毎日お風呂に入るようになりました。
    それまでは、大の風呂嫌いで、週に1度か2度くらいようやく入っていました。今思うと、シャワーの音や皮膚感覚がいやだったのかもしれません。
  • 電動歯ブラシの音
    歯磨き自体を嫌っているため、短時間できれいにするため使用していますが、最初はなかなか磨かせてくれませんでした。
  • トイレを流す音
    人が水を流してトイレの扉を開けると、
    「ギャー」といってトイレのそばから逃げていき、布団などがあれば、
    頭からかぶって丸まったり、部屋の隅に縮こまっていました。
    →2014年小学4年生になり調子の悪い時のみ、ビックリして逃げるくらいに気にならなくなりました。
  • 車の走行音・エンジン音
    車に乗ることはさほど怖がらないものの、駐車場などで、別の車が横を通り過ぎようものなら逃げたり隠れたりしていました。
    縮こまって物陰に隠れたり、または、近くにいる人にしがみついたり、急に走り出して逃げたりとその時によっていろいろですが、
    別の車の陰に隠れてしまったりすることもあり、運転手の死角に入って事故にあったりするのではないかと心配したものです。
    また、イヤな車から逃げた後は、決まって怒りを爆発させるので、かなり怖いようでした。
    周囲の人間はその怒りの状態に付き合うのが大変ですが、あれこれ受け答えするのではなく、とにかくだまってなだめるのが、一番はやく落ち着きます。
    →2014年小学4年生になり、ほとんど気にならなくなりました。

触覚過敏

皮膚の感覚も敏感です。
服についたタグや、着たときに肌にあたる部分にしわが寄っていたりすることなど、気になった場合は、発狂したくなるほど嫌でしかたないようで、怒りまくって脱ぎ捨てます。
肌触りかなにかわかりませんが、何か嫌なものを感じると、絶対に着ようとはしません。
それでいて、先日はダメだったはずの服を後日平気で着ていたりすることもあり、不思議です。
その時の気分や体調にも大きく左右されるのかもしれません。

一方、手を洗ったあとに袖がかなり濡れているままでも平気であったりと、温感の皮膚感覚は鈍いようなこともあり、衣服の調整が難しかったりします。
そのため、何を着るかについては、周囲が気遣う必要があるようです。

食事の困難さ

(嗅覚過敏・味覚過敏と口の中の触覚過敏など)

お医者の先生によると、嗅覚過敏もあるようです。
嗅覚過敏は、傍からわかりにくいですが、食べ物を見ただけで、一切手を付けようとしないところに現れているかもしれません。

食事に関しては、いろいろと混ざっているとダメな場合が多く、食べ方も、三角食べはできません。一皿づつ空にしていきます。
ダメな食材が入っていると、一品全部がダメになるので、まったく手をつけません。

食事にはさまざまなハードルがあります。
まず、見た目・匂いで判断し、一口に入れても、食感や味付け、匂いなどが複合的に合わさってダメになったりします。

また、その時々で感覚がかわることも多いので、前回はよかったのに、今回はダメということや、またその逆もあります。

発達障害に気づく以前は、ちゃんと食べることを強制して食卓での雰囲気が荒れて大変になっていた時期もありましたが、現在は、ダメとなったら口で言ってススメはしますが、その一品への労力がすべて無駄になっても叱ったりはせずに認めています。

食事に関しては、手を変え、品を変え、時を変えて少しずつ食べられるようにはしていますが、うちの子の場合、給食はほかの子たちよりもしっかり食べるそうなので、これでも発達障害の子としては、好き嫌いが少ない方だといえるかもしれません。

独特な感覚

感じ方、すなわち脳の中の機能の違いだと思いますが、
何かを見て気持ち悪くなるということがあるようです。
たとえば、障子の桟の部分を見つめていたら、
酔ったように気持ち悪くなることがあるようです。

普段から、車に酔いやすいのも特徴かもしれません。

チック症 ・常道行動

チック症状については、いろいろ変遷していきますが、
中学生時代に向け、強く出て、そのあとは消失していくのが大半だそうです。
大人になったとき、必ずすべてが消えるとは言えないそうですが、
残ったとしても数は少ないようです。

◆ 学童での様子 2012.07.02
◆ 見たものになっちゃう! 2012/11/26
◆ やはり消えてきた 2012/12/13
◆ お薬増量 2013/02/15
◆ クセがじゃまされるのいや! 2013/02/21

以下の本はチック自体を理解するのにかなり参考になります。
チックをする子にはわけがある
トゥレット症候群の正しい理解と対応のために
日本トゥレット(チック)協会 編
(難病のこども支援全国ネットワーク=企画協力)
大月書店

同じことを繰り返す

気に入ったことは、しつこいくらい繰り返します。

曲を繰り返し聞く
とくに、車で音楽を聴くときなどは、CDプレーヤーの1曲リピートを設定して、乗っている間中ひたすら同じ曲を聴き続けることがよくあります。
同乗している人たちは、強制的に聞かされる羽目になるので、気が狂いそうになることがあります。イライラしないのは本人のみです。

運転者がイライラして我慢できなくなると、とても危険なので、音量を下げたり、曲を切ったりしようものなら、本人は烈火のごとく怒り出し、結果、全員が不機嫌になり、車内がさらにひどい状態になることがよくありました。

そんなときは、根気よく、本人を説得して曲を切らせてもらうか、同乗者の方が、気の持ち方を切り替えて、気にしない心境になる必要があります。
とにかく、小さい時から、この傾向が強かったので、家族はかなり慣れてしまいました。

同じ番組を繰り返し見る
テレビの番組を録画してありますが、とくに気に入ると、同じ番組を繰り返し繰り返し見ています。
テレビ画面を長時間見せ続けないために、見る時間を約束してからテレビをつける必要があります。

現金?な性格

自分の興味があるものと、ないものにたいしての態度がまったく違います。
あからさまに違うので、とともわかりやすいです。
興味がないと、まったく見向きもせず、頑として受け付けないので扱いにくい面もありますが、一方で、興味があるものとなると、食いつきがまったく違うので、その性質を利用して、興味のあるものをご褒美として、なにかを習得させたりするのにやりやすい面もあります。
ただし、うまく操ろうとすると、敏感に感じ取って反発しますので、本人を尊重する態度に注意を払う必要があります。

◆ ポケモンにつられて 2012/12/13
◆ 朝のラジオ体操 2013/04/13

おねしょが続く

HEROくんは、小学3年の今でもおねしょを時々します。
平均すると、週に1~2回。
真夏になると、汗を多くかくためか、1ヶ月以上オネショがなくなりますが、秋になって涼しくなるとまた始まります。
心療科で相談すると、毎日でないのならそのまま様子を見ていてよいだろうとのことで、キャンプなど泊まりの行事がある時だけ、夜間、尿をあまり作らなくする薬(抗利尿ホルモンの増加を促す薬)を使ってもよいのではとアドバイスしてくださいました。
発達障害とは直接関係がないようです。
小学校の先生に聞くと、高学年になってもオネショをする子はめずらしくないそうで、とくに男の子に多いので、やはりあまり心配しなくてよいと伺いました。

おねしょ夜尿症についてわかりやすいサイトがあったので
のせておきます。
http://www.s-akashi.jp/yanyou.html

追記:小学4年を前に、おねしょが減り出し、思い切って普通のパンツで寝るようになりました。
最初は、月に数回失敗してましたが、4年生になり、ゴールデンウィークのころからほとんどすることはなくなりました。
→小学5年になる春休みに、たまたま2日連続でおねしょをしましたが、こちらがめずらしいと思えるぐらいのことでした。

発達障害とは関係ないと言われているとは言え、
脳に関連することではあると思います。
(発達障害の子に多いと言っている方もいます)。

精神面でぐんと成長したなと感じたころに治まってきたので、
脳の機能が発達するのにつれ、改善してくるのかなという印象をもちました。

その他あれこれ

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