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アスペルガー息子の療育記録

環境の影響は大きいかも

環境の影響は大きいかも

このところ、
大きく成長したと思われるHEROくん。

これまでほとんど取り組むことのできなかった、
給食当番や、掃除、宿題、家のお手伝いなどを
自分から行える場面が増えています。

また、気持ちの切り替えも
上手になってきています。

たとえば、
自分の持ち物に対する執着です。

学校ではポケモンの消しゴムを使っており、
これまでは、
消しゴム自体が小さくなって、
まわりのカバーのなかに入りこんでしまい
使いづらい状態が続いたとしても
そのポケモンのイラスト入りカバーを
消しゴムのサイズに合わせて短く切ったり、
外したりは絶対にしませんでした。

ところが、ふと見てみると、
カバー自体が外れています。

どうしたのか尋ねてみると、
「たぶん、なくしちゃった。
カバーを切り開いて、
筆箱の中にしまっておいたんだけど、
いつのまにかなくなっちゃった。
学校で落としたのかも。」
と状況をたんたんと推測して説明しています。

以前だったら、
カバーを切り開くなど絶対にしませんし、
ましてや、それを失くしてしまった状況で、
このように落ち着いて説明してなどはいられません。

「なくなっちゃった!」と必死の形相で、泣きわめき、
説明も支離滅裂で、
こちらが理解に苦しむほど、荒れ狂って、
なだめることも不可能な状態に陥っていたでしょう。

今では、
「ま、いいや」とまで言って、
ほとんど、動じる様子が見られないのです。

11月後半に入ってから

小さなことでは泣き叫んだりしなくなったり、
周囲の人に当たり散らす回数が減るなど
気持ちが安定していることと、
ものごとに取り組む姿勢が変わったこと
などの成長ぶりがあまりに大きいので、
こちらがどうしたのかと思うほどです。

そこで、理由を考えてみたのですが、
特定できないのものの、複数あると思います。

そのうち考えられるのは、

まず、
2学期の主な行事がすべて終わって
一年で一番安定してくる冬の時期に入ったこと。

また、
我が家の環境がかなり改善したことです。

帰宅するとHEROくんが過ごす時間の一番長い、
リビングを徹底的に片づけたのです。

以前は、
物があふれる状態で、
ごちゃごちゃと周囲に置かれており、
なにかしら余計なものが視界に入る状態でした。
HEROくんは、目につくものにすぐ意識がそれて、
行動が落ち着かなくなっていたのが明らかだったので、
あふれ出ていた、本とおもちゃが目に入らないよう
整理整頓したのです。

以前から、片づけと掃除をすると、
そのたびに少し落ち着くような気がしてました。

それでも、収納しきれずに、常時、なにかしらが
目に入るようになっていたのを、
一気に片づけたのです。

あふれがちなこまごまとしたものは、
すべてボックスに入れ込み、
明らかに、スペースをオーバーしていた本の類は、
もう読まなくなったものを処分し、
それでも入りきれない分は、
棚の移動可能なカラーボックスを購入して
収納スペースを増やし、
上からカーテンをして一見するとごちゃごちゃが
まったく見えないようにしました。

すっきりした環境になってからは、
本人だけでなく、
私自身も気持ちがよいので、
HEROくんに接する態度も
余裕あるものに変わっているかもしれません。

環境を整理するだけで、
良い相乗効果が起こっているような気がします。

頭の中での情報整理が特に苦手な性質をもつ
子ども(大人も・・・)にとっては、
環境を整備することが 優先事項だったと
いまさらながら、気が付きました。

すっきりリビング

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