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アスペルガー息子の療育記録

落としたりこぼしたりは日常茶飯事

落としたりこぼしたりは日常茶飯事

HEROくんは、小さい時から、小3の今でも
毎日のように、ものを落とします。

食事をしていれば、必ず1回は箸やスプーンなどを落とします。

勉強をしていれば、鉛筆を落とします。

カッツーン!と床に落とす音が響きます。

私は内心、「またやったね・・・」と思います。

HEROくんは、
落とそうとして落としているのではないのです。

ただ、うっかりなのです。



すぐ目の前に探しているモノがあっても、
目に入っていないのか
「ない、ない!」と必死で探していることがよくあります。

だからこそ、ものを不注意に落とすのかもしれません。



また、食事の時も、勉強の時も、
きちんと椅子にすわれません。

身体が横を向いていたり、
背中がまがっていたり、
椅子の座面に片足を上げていたり、
よい姿勢を保つことができません。

そのため、机の上のモノに手や腕や肘など身体の一部をぶつけます。



食事をしていても、勉強をしていても、
今利用している道具をまっすぐ自分の手前の
使い易い位置に移動させることをしません。

斜め前にお皿があれば、そちらに身体を伸ばして食べます。
当然、姿勢がゆがみます。

ものを目の前に移動させてくるという発想がないのでしょうか?

結果、無理な体勢のため、モノをよく落としこぼします。



まだHEROくんが保育園児だったころ、
モノを落としたり、食事をひっくり返してこぼすと
私はヒステリックに叱っていました。

「落とさない(こぼさない)よう、注意しなさい!」
と言っているそばから何度も繰り返すからです。

こちらが言葉で注意しているのに、
聞いていないのかと腹が立ちました。

HEROくんの特性には全く気づいていませんでした。



今思うと、強く叱りすぎたと思います。

極度に精神的不安定になり、登校しぶりを起こしていた時には、
モノを落としたり、食器をひっくり返してこぼしたりするたびに、
怯えている時がありました。

本人も失敗したことは、重々承知なのです。
うまくできないことに悔しさや、悲しさを感じているようです。
そして、自尊心が極端に低くなってしまいました。
「自分はダメなんだ・・・」

さすがにその状態を見た時には、
それまでの私の接し方を後悔しました。



今では、何かを落としたりこぼしたりしても、顔色を変えず、
「大丈夫だよ。気を付けようね。」と言いながら
拾ったり、後始末を淡々とするだけです。

少しは自尊心が回復したでしょうか・・・?

もう少し大きくなれば、
不注意も減ってくれたり、
姿勢も正しくなったりして、
こうした失敗は減るのだろうか?

親としてあれこれ考え出すと少々不安です。

将来、失敗が徐々に少なくなっていくことを願っています。

よく落とされます

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