広汎性発達障害, アスペルガー, ADHD, LD, 療育, 教育, 登校しぶり,名古屋

アスペルガー息子の療育記録

保健室を避難場所として確保

保健室を避難場所として確保

登校しぶりが一番ひどかったときは、教室に入ることも容易ではありませんでした。
ようやく教室に入っても、体育や音楽など科目によっては、授業を受けることを拒否します。
教室から皆が出てしまう体育の時間は学校としても目がいきとどかないため、
手の空いている先生が交代でつきそってくれたりしていましたが、
先生によっては、息子が拒否感を示して逃げ回ってしまうような方がいたので、
あまりよくない状況でした。
そこで、そういう場合には、保健室で過ごさせてもらえないか交渉したところ、
手当をしなくてはならない生徒などがいる場合は対応できないことがあるけれど、
保健室にいかせてもらうことを了承していただきました。
幸いなことに、二人いた養護教諭のうち、一人とは相性がよかったらしく、
保健室で本などを読みながら落ち着いて過ごせるようになりました。

最初は頻繁に、保健室に通うことになりましたが、
保健の先生が保健室を利用する際のルールをつくってくださいました。

そのルールとは、
・保健室に入るときは、きちんと挨拶をしてから入る。
・基本的に授業単位でしか、保健室にいることは許可しない。
 授業時間が終わったら、教室に戻ること。
・ベッドにはあがらない。
・けがなどで、ほかの生徒が入ってきたときには邪魔をしない。
などでした。

保健室は利用してもよいけれど、本人も納得できるルールによって、
けじめをつけてくださったので、ルールさえ守れば、本人が落ち着ける場所を確保でき、
とても助かりました。

今では、保健室を利用する割合は、全校生徒が集合するといった、本人にとって、
調子が悪くて参加がきつい状況の時だけに落ち着いてきました。

保健室を利用させてもらえたことのメリットは、これ以外にもありました。
保健の先生が普段から本人の事情をよく知ってくださっているので、
健康診断などいつもと違う状況で、まともに受けられない状態になった場合など、
無理に受診させたりせず、適切な対応をとってくださることで助かっています。

保健室

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